― 模擬面談では、こんなことをしています ―
「産業医面談が近づくと、急に不安が強くなる」
「何を聞かれるのか分からず、頭が真っ白になりそう」
模擬面談を希望される方の多くが、
最初にこうした言葉を口にされます。
休職中、ある程度体調が落ち着いてきたとしても、
“評価される場”に行くと思うだけで、心がざわつく
それはとても自然な反応です。
今回は、
実際の模擬産業医面談ではどんなことをしているのか
を、できるだけ具体的にお伝えします。
模擬面談の目的は「上手に話す練習」ではありません
まず知っておいてほしいのは、
模擬面談の目的は
きれいに答えることでも、完璧に説明することでもありません。
本当の目的は、
👉 自分に必要な配慮や条件を、自分の言葉で安全に伝えられるようになること
です。
緊張で言葉が詰まってもいい
途中で分からなくなってもいい
それを一緒に整理していくのが、模擬面談です。
模擬面談はこんな流れで進みます
① まずは「不安の棚卸し」から
最初に行うのは、
産業医面談に対して何が不安かを言葉にすることです。
よくある声は例えば、
- ちゃんと回復していると言えるか不安
- 配慮を言ったら否定されそう
- 「もう大丈夫?」と聞かれて答えに詰まりそう
ここでは無理に前向きになる必要はありません。
不安を言葉にすることで、
「どこを準備すればいいか」が見えてきます。
② 実際の産業医面談を再現します
ある程度整理ができたら、
実際の産業医面談を想定したロールプレイに入ります。
例えば、よくある質問。
産業医
「今の体調はいかがですか?」
ここで多くの方が止まります。
- 「良くなりました」と言っていいの?
- 波があるけど、どう表現すればいい?
模擬面談では、まずは思った通りに答えてもらいます。
相談者
「えっと…前よりは良いですが、まだ波はあります」
このあと一緒に、
✅ どう言い換えると誤解されにくいか
✅ どこまで具体的に話せばいいか
を整理していきます。
③ つまずきポイントをその場で修正
次によくある質問がこちらです。
産業医
「復職後、どんな点に配慮が必要だと思いますか?」
この場面で多い答えが、
「あまり無理をしないようにしたいです」
この言葉、気持ちはよく分かりますが、産業医には少し伝わりにくい表現です。
模擬面談ではここで一旦止めて、
- 「無理」とは具体的に何か
- 何があると安定するのか
を一緒に分解します。
最終的には、「業務量がこの範囲であれば、体調の波が出にくく、安定して勤務できます」
というように、条件として伝える形に整えていきます。
④ 言葉だけでなく「表情・間」も確認
模擬面談では、内容だけでなく
✅ 話すスピード
✅ 間の取り方
✅ 言い切り方
も一緒に確認します。
緊張すると、
- 必要以上に謝ってしまう
- 語尾が全部「〜ですけど…」になる
こうした癖が出やすくなります。
「わがままに聞こえないか不安」という方ほど、無意識に自分を下げてしまうのです。
それを少しずつ、落ち着いて、淡々と伝える形に整えていきます。
模擬面談後によく聞かれる感想
模擬面談が終わったあと、
多くの方がこんな感想を話してくれます。
- 「頭の中が整理されて安心しました」
- 「何を言えばいいか見えました」
- 「言っていい内容なんだと分かりました」
一番多いのは、
「こんなに“条件として話していい”と思っていませんでした」
という言葉です。
産業医面談は「評価される場」ではありません
産業医面談は、
あなたを試したり、選別したりする場ではありません。
本来は、
どうすれば安全に働き続けられるかを一緒に考える場
です。
ただ、その前提が伝わらないまま面談に臨むと、必要以上に怖い場になってしまいます。
もし今、不安を一人で抱えているなら
- 産業医面談が近づくと眠れない
- 何を聞かれるか考えるだけで苦しくなる
- 過去の面談で傷ついた経験がある
そんな方こそ、
模擬面談という「安全な練習の場」を使ってみてください。
本番で初めて話すのではなく、一度「言葉にしてみる」だけで、不安は驚くほど小さくなります。
あなたが安心して復職に向かえるよう、その準備を一緒にしていけたらと思っています。
復職直前の不安がある方へ。https://mensetsu-kotoba.com
#産業医面談 #復職 #適応障害 #発達特性

コメントをお書きください